Gus Szamboti
王道!伝統のデザイン
Gus Szamboti
Szamboti Cuesは、Gus Szamboti氏により設立されたフィラデルフィア郊外ペンシルベニア州ペンデル(1969年~1988年)のCustom Cuemakerです。
Gus氏は、創業20年を迎えようかという1988年9月に57歳の若さでなくなっており、1989年~ペンシルバニア州フェスタ―ビルで息子のBarry Szamboti氏によって継承されました。
Gus Szamboti氏は、8歳でビリヤードに夢中になり1960代後半RCAの製図技師兼デザイナーになっても情熱を持ち続けました。
彼はハーレーダビットソンを売却し最初の木材を購入し、税金還付小切手で旋盤や必要な物資を購入し、1969年にCueの修理を始めました。
制作を始めるとすぐにフィラデルフィアで制作をしていた薬剤師のDoc Fry氏と出会い、Fry氏はその後Gus氏のCue制作に影響を与えました。そして、Fry氏のためのブランク制作をしました。
1970年代後半には、初めて8剣を制作しました。約60本制作されほとんどがエボニーの剣でした。
彼の作品は1980年代が最も精巧でプレイしやすく、遊び心があったと言われており、プロペラ、チェーンリング、スピアが共通のテーマだったようです。
かつて、巨匠George Balabushka氏が1972年から、お亡くなりになる1975年まで顧客として、Gus Szamboti氏のパーツを使い続けていたことから、その技術の高さを伺えます。
また、近代のCustom Cuemakerに多大な影響を与え、数多くのトリビュート作品が制作されています。
Custom Cueの様式美を確立したと言っても過言ではない偉大なGus Szamboti氏の作品は、世界的にコレクターズアイテムとして、最も価値のある1つとなっています。
また、その希少価値は高騰の一途を辿っております。
-Blue Bookより一部抜粋-
本作品は、Gus氏によって1970年代に制作されたと推測される大変貴重な作品で、バットスリーブは王道デザインの6ウィンドウの4剣Cueです。
制作から約50年程が経過していますが、コンディションは良好で、古き良き時代の歴史ある逸品です。
オールリフィニッシュ済みとなっております。また、前所有者がグリップを自分の好みにカスタマイズしておりましたので、オリジナル素材のままグリップのベースを修復する対応を行っております。
また、この時代のGus氏制作物に黒糸は使用しませんが、本作品は雰囲気に合わせ上質な細目の黒糸を使用しました。
※本作品は修繕の際に入念に真贋鑑定を行っております。レントゲンを用いた内部構造の確認、ジョイントやネジ、剣等の長さや使用素材の調査、グリップ等の素材、繋ぎ及び素材等々により、Gus氏の作品である事が明らかとなりました。
◇Butt Sleeve
エボニー×メイプルのステッチリングと王道6ウィンドウデザインのバットスリーブは、巨匠Gus氏の代表的なデザインです。
◇Forearm
バーズアイメイプルに黒・赤の配色のエボニー4剣は、赤べニアに赤べニアを重ねる事は非常に珍しく、鮮やかな美しい朱色からはパワフルなオーラを感じます!
◇Overall
圧倒的な存在感とオーラを感じる逸品です。
制作初期頃の悩みながら制作していた時期の作品と推察され、Custom Cue業界の巨匠もかつて悩みながらGus Szambotiの作品スタイルを確立していったのだと考えると感慨深いです。
フォアアームが4剣に対しバットスリーブが6ウィンドウのデザインは、Gus氏の作品で比較的多くみられ、一見アンバランスなのに違和感のない素晴らしい作品です。
さすが「一度は手にしたい。」と多くの人々が憧れる伝統と歴史あるSzamboti Cueと言えます。
◇Other
シャフトの1本はオリジナルシャフトですが通常より短く、おそらく先角の加工の際に短くなってしまったと思われます。
この時代は1B1Sが普通であったため、追加のシャフトは以前の所有者により制作されたものです。
CUE DATA
Name Gus Szamboti Performance ・オリジナルシャフト×1
・別制作(工房不明/マッチングリング)シャフト×1
・ジョイントピン:5/16-14 PilotedSpec Used ※修復歴有(グリップ部分) Goods Rank B Curve Level A Bonus ジョイントプロテクター付属(1B2S)
Status FOR SALE