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カスタムキュー職人であるDavid Kikel(デービッド・キケル)氏は7歳にしてビリヤードを始めました。

子供の頃から木工を趣味とし、学校卒業後は絵画のフレームのメーカーに就職、その後はアンティーク家具の修理の仕事に従事しました。

その間もプレイヤーとして活躍し、地元市のチャンピオンに何回も輝き、インターナショナルトーナメントに出場した経験もあり、プレイヤーとしての腕前はプロ級といえたそうです。

 

当時、同じ町に住んでいたカスタムキューメーカーの工房を訪ね、仕事ぶりを見ているうちに、自らキュー作りを始める決心をして、1987年コロラド州スプリングズにてCue製作を始めました。※現在は、同州プエブロにて工房を構えています。

インターナショナルトーナメントにも出場経験のあるプロ級の腕前のDavid Kikel氏は、試行錯誤を繰り返し自身が納得出来るスペックの構造を作り出しました。

また、絵画フレームの製作に携わっていた経験を活かし、独特のデザインや色彩の豊かな斬新なデザインのCueを作成しており『色彩の魔術師』と称されています。

 

彼はトッププレイヤーとしての経験を基に、キュー作りを始めてからシャフトのテーパーを6回、バットのテーパーを4回も変更し、ついに納得のいく最高のプレイアビリティーに到達しました。

その卓越したキュー職人としての技術と、素材自体が持つ独特な色を絶妙に配合した絵画的なキューデザインで、1994年にキュー職人達による公正な投票により「世界の最高級キュー職人」の一人に選ばれた天才肌の職人です。

コンピューター制御のCNC切削機械などは一切使わず、少量生産の「最高のハンドメイド」を売り物にした職人気質から生まれる斬新なデザインと丹念な仕上がりのキューは、Kikel(キケル)独特のキューメイキングの世界を作り上げ、既に、プレミアムブランドとなっています。

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