Jim Buss
クラシックな8剣
Jim Buss
Jim Buss Custom Cuesは、1986年にJim Buss氏によって設立された1997年までテキサス州ニューストンで、1997年~ミズリー州オーバーランドのCustom Cuemakerです。
Jim Buss氏は、アイオワ州立大学在学中にビリヤードと出会いました。
初めて購入したCueは、ブランズウィック社のHoppe Cueでした。
アイオワ州立大学工学部卒業後、長年、McDonell Douglas社の社員としてNASAの宇宙ロケットの開発、設計に携わった経歴に由来して「ロケット・サイエンティスト」と呼ばれています。
Jim氏は、機会があってキュー職人界の名匠として名高いBert Schrager氏の工房を訪ね、その仕事ぶりに感銘を受け、27年半勤務したMcDonell Douglas社を退職して自らもキュー職人として再出発しました。
1996年までAmerican Cuemakers Associationの会長を勤めた人望の厚い人物です。Jim Buss氏のキューは技術工学者らしい精緻な設計のゆえに、「ソリッドでドライな打球感」と絶妙なキューのバランスで高い評判を博しています。
仕上がりの美しい丹念な手作りの少量生産のため、ほとんど日本に入ってこない希少Custom Cueの一つです。
Jim氏のCueの構造は、基本に忠実な伝統的な構造ですが、ロケット技術工学者らしい精緻な構造となっているようです。
若手新鋭のカスタムキューメーカー“Treadway Custom Cues”のJosh Treadway氏は、Jim氏の元でCue制作を学び、その技術を継承しています。
本品は、2005年制作の子持ち8剣Cueです。
落ち着いた印象ですが、細部までしっかりと作り込まれた印象を受ける逸品です。
◇Butt Sleeve
エボニーにダイヤのインレイが入っており、落ち着いたデザインです。
上下のリングは、よく見るとしっかりと作り込まれた5枚編成となっています。
また、ゴールド色を入れてることにより、制作者の厳格な品位を感じます。
◇Forearm
長剣はエボニーにダイヤのインレイが入り、異なる素材で入っている短剣がよく映えます。
長剣と短剣の長さのバランスも絶妙で、互いに主張しすぎず調和がとれています。
フォアアームには、達筆なJim氏のサインと制作年と月が表記されています。
◇Overall
一見、変哲もないデザインになりそうなクラシックな印象を受けますが、フォアアームの剣に2種類の木材を用いることにより、個性が強調された逸品となっています。
これこそがCustom Cueならではの卓越した技術とセンスなのかもしれません。
◇Other
CUE DATA
Name Jim Buss Performance オリジナルノーマルシャフト 2本
ジョイントピン:3/8-10 フラット
Spec
Like New
Bat : 15.5oz(439g)
Shaft1 : 4.2oz(119g)
Shaft2 : 3.6oz(102g)
Goods Rank B
Curve Level A Bonus ジョイントプロテクター(1B2S)
Status GALLERY -Out of stock-